勢いのあるFinTechスタートアップといえば、WealthNavi(ウェルスナビ)
過去記事にもあるように、ロボアドバイザーは手がかからず投資の入り口としては良いですね。
“勢いを増すWealthNavi(ウェルスナビ)預かり資産1400億円、申込件数19万口座を突破”
時代のニーズにうまくはまって、まだまだ成長していくであろうWealthNaviですが、先日20億円以上ある資本金を1億円に減資したと発表されました。
※減資公告
勢いのあるウェルスナビがなぜ資本金を減らしたのか
理由は下記にもあるように「税制への適切な対応による財務の健全性の向上を目的としたもの」という点でしょう。
簡単にいうと、資本金1億円以下にすることで税務上メリットがあるということですね。
資本金1億円以下は中小企業、1億円超は大企業と分類され税制が異なってきます。
また、資金調達のために資本金が膨らんだり、預かり資産があったとしてもスタートアップ企業には変わりない。
つまり代表の柴山さんが言っているように「中小企業」だということ。
減資は負のイメージがあるが…
減資には業績不振のイメージがあったりしますが、WealthNaviはどうか。
純損失は年々増えていますね。
2018年12月期になると17億円の赤字ですが、投資フェーズなので問題はないかと。
自己資本規制比率も462.7%と問題ないレベル。
また、赤字に対して減資した資本金を充てることで、累積赤字を減少させることができるのですが、代表の柴山さんも仰ってるように「財務指標上の資本金が減少することで、不安に感じられる方もいるかと思う。実質的には財務基盤への影響はない」とのこと。
※決算公告
万が一でも分散管理・投資者保護基金による資産の保全
以前の記事にもあるように、万が一破綻しても資産の保全はされます。
分散管理・投資者保護基金による資産の保全
契約者の全資産は、WealthNavi(ウェルスナビ)が保有する資産と区分して分別管理されているため、WealthNavi(ウェルスナビ)が破綻しても保護される。
破綻したときに分別管理に不備があった場合でも、返還できない契約者の資産については日本投資者保護基金が1000万円まで補償される。
今日はWealthNaviを通じて「減資」への理解が深まりました!
WealthNaviもTHEOもそうですが、まだまだロボアドバイザーでの投資はのびる一方だと思います。
最近は米中貿易戦争の影響もありますが、安定した投資方法でもありますのでオススメです!
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