結論から書いていますが、上記記載のように数年運用しているだけで「単利」・「複利」では大きな差となります。
インデックス投資は、安定的かつ一番成果がでるとされている投資方法と言われていますが、そのインデックス投資で重要とされている要素として「複利」・「長期」・「積立」・「分散」があります。
では、「単利」と「複利」の違いとは何でしょうか。
単利とは
例えば、定期預金で考えてみると、元本に対して1年後に1年分の利子がつきます。
その利子を別口座に振り替えると、次の1年を経過しても決まった元本に対して同額の利子がつくのみとなります。(※1年・2年目と年利が変わらないと仮定)
複利とは
その一方で、「複利」は預けた元本に対して1年後に発生した利子を別口座にて受け取らず、元本に組み入れることで元本が年々増えていきます。
すると元本が増えたことで利子も増え、年を重ねることで何十年後には単利と比べると大きな差となるということです。
単利と複利の比較
ここに「単利」と「複利」で運用を分けたデータがあります。
条件はわかりやすく、元本:100万円、年率:10%、運用年数:10年とします。
「単利」では、100万円元本で1年間運用することで、10万円の利息が発生していますが、2年目も引き続き元本100万円が変わらず運用をしているので、利息は毎年10万円となります。
「複利」では、100万円元本で1年間運用することで、10万円の利息が発生するのは単利と変わりはありませんが、1年目利息を元本に組み入れることで2年目元本が110万円、利息が11万円発生しました。
3年目は、2年目の元本110万円+利息11万円=121万円を元本として運用できますので、どんどん元本・利息ともに増えていくことになります。
こういった「複利効果」によって利息が利息を生む好循環が生まれてきます。
複利運用のススメ
数年であれば、「単利」と「複利」の差は少ないかもしれません。
しかし、何十年と繰り返すことで大きな差となってきます。
下記の図では1年目・2年目ぐらいまでは小さな差ではありますが、
赤枠の「単利との差」を見てください。
スタートは同じ条件なのに、たった10年で約60万円もの差がでることになります。
実際に数字に落とし込んで見てみると驚くほどの差ですね。
これを理解して運用をすることで、結果は全く異なってくるかと思います。
20世紀最高の物理学者“アインシュタイン”も、「複利」に対して「人類最大の発明」と言ったそうな。
私が楽天証券で運用している「つみたてNISA」、「WealthNavi」などは当然「複利」運用しています。
そんな「複利」ってスゴイですね!
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