米国市場に大きな影響を及ぼすとあるが、米国市場に影響があるということは世界の金融マーケット全体に影響が及ぼすということです。
今回、世界の金融マーケットに大きな影響を及ぼすFOMC(連邦公開市場委員会)についてまとめてみました。
FOMC(連邦公開市場委員会)とは
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略
簡単に言うと、アメリカの金融政策を決定する会合・意思決定機関です。
日本は金融政策を「日銀金融政策決定会合」で決定しているが、そのアメリカ版がFOMCとなる。
米国の中央銀行ともいわれる米連邦準備理事会(FRB)が開く会合・最高意思決定機関ということもあり、今後のアメリカ合衆国の金融政策を占う意味でも市場関係者の注目度は高い。
FOMC(連邦公開市場委員会)の構成・会合スケジュール
FRBの理事・連邦準備銀行総裁で構成。
約6週間ごとに年8回の定例会合と必要に応じて臨時会合を実施。
※ニュース等でよく聞く「パウエル議長=ジェローム・パウエル」は、米連邦準備理事会(FRB)の議長なので「パウエル議長」と呼ばれている。
FOMC(連邦公開市場委員会)の内容
FOMC最終日には声明文が公表、FOMC開催最終日の3週間後には議事要旨が発表されます。
内容としては、現在の景況判断(経済成長率・失業率・物価等)、政策金利(FF金利)の方針等となる。
結果、市場予想とのズレに対して株式市場や為替レートが変動することがあるということが、世界の金融マーケットに大きな影響を及ぼす所以です。
5月22日には、4月30日から5月1日に行われた際のFOMC議事録が公表されますので、インフレ見通し・利下げに関してFOMCでどのような議論がされたのかが注目ですね!
コメント