有事の時には「金」(ゴールド)というように、
新型コロナウイルスからの株価暴落など市場が荒れている時などには「金」(ゴールド)が投資先として選ばれます。
事実、最近の「金」価格は上昇し続け、2020年4月14日の報道にもあったように金価格は40年ぶりの高騰。
※6,582円/gを記録した後も変わらずの高値のまま
今回は、そんな有事の時には「金」(ゴールド)について書いていきたいと思います。
株価暴落などの有事には安全資産の「金」(ゴールド)投資するなら金ETFがオススメ
株価暴落など「有事には金」と言われる理由
近年では、米市場が好調・様々な資産運用商品(投資先が豊富)もあって、存在感が薄れていた「有事の金」
それが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大からの経済低迷もあって、再度投資家から注目を浴びている。
古くから価値のあるものとして人々を魅了してきた金(ゴールド)
株式・債券などとは異なる値動きをする「金」は投資先の一つとして重宝されてきました。
金の豆知識
ここで「金の豆知識」として3点ほど披露すると
- これまで採掘されてきた金の総量は約18万t…オリンピック公式競技用プールでいうと約3.8杯分
- 地中の埋蔵量(地球に存在する金の残量)約5万t…オリンピック公式競技用プールでいうと約1杯分
- 年間約3,000tのペースで現在も採掘され続けているため、10数年後には金は枯渇すると言われている
という驚くべき事実。
想像より採掘量・埋蔵量が少なくないですか?
だから希少性があり、貴重なものとして現代まで大切に扱われてきたのでしょうね。
世界最大の金(ゴールド)ETFは「SPDR Gold Shares」
金への投資を考えた時によくオススメされているのが、
金地金の価格に連動したETF(上場投資信託):SPDR Gold Shares(GLD、1326)です。
※NY証券取引所に上場されているのが「GLD」、東京証券取引所に上場しているのが「1326」
では、SPDR Gold Shares(GLD、1326)を例に、金(ゴールド)の10年チャートを確認してみましょう。
今回の新型コロナウイルス感染拡大前から高騰しだしていることが確認できます。
「SPDR Gold Shares」は、ステート・ストリートが提供する世界最大の金(ゴールド)のETF(上場投資信託)で、詳しくは下記に記載していますが、金への投資はSPDR Gold Shares(GLD、1326)だけで良いです。
ちなみに、ETFとは「上場投資信託」を指します。
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金(ゴールド)投資の種類
一旦、寄り道をしてETF(上場投資信託)以外で金の投資方法はどのようなものがあるか確認してみましょう。
- 金貨・金地金…現物は購入時の手数料が高い・現物をどこに保管しておくかのリスク
- 純金積立…少額投資・自動積立でき現物に交換可能だが、手数料が高い
- 投資信託…少額投資・自動積立できるが、金を現物保有できない・管理費用が高い
- 金ETF…少額投資可能で手数料が安く、個別株同様に市場が開いていれば売買はリアルタイムで簡単
- 金先物・CFD…レバレッジを効かせた取引ができるので中長期投資には向かない
などが挙げられますが、それぞれ手数料などのコストが異なります。
メリット・デメリット考慮の上、投資先を決定しましょう。
金投資には現物・投資信託よりETFを選ぶ理由
金投資では様々な投資方法がありますが、なぜ私がETF(上場投資信託)を推すのか。
そもそも金投資を身近なもの・市場拡大したものがETFだと言われています。
では、市場にも受け入れられた金ETFのメリット・デメリットはどういったものがあるのでしょうか。
金ETFのメリット
- 盗難リスクなし ※金現物の保有が可能な商品もあり
- 少額投資が可能
- 個別株同様に市場が開いていれば売買はリアルタイム
- 取得・管理コストが安いため長期運用に適している
金ETFのデメリット
- 利息・配当はないので価格変動時のみ利益発生
- 都度売買をする必要があるので投資信託のように毎月の「自動積立」はできない
- 金の現物を保有していないETFの場合は倒産による損失リスクあり
金ETFは、メリット(金独自のメリット含め)こそあれ、デメリットはデメリットの内容ではありません。
金(ゴールド)ETFの種類
全体的な商品数が多く、ポイント投資が可能な「楽天証券」か「SBI証券」が金(ゴールド)投資でもオススメです。
金ETFでは、国内外の市場に上場しているものがあるので代表的な商品を紹介しておきます。
【国内市場】
- SPDRゴールドシェア(1326)
- 純金上場信託 金の果実(1540)
【海外市場】
- SPDRゴールドシェア(GLD)
- iシェアーズ・ゴールド・トラスト(IAU)
SPDRゴールドシェアに関しては、資本元が金の現物保管をしていることも支持されている要因でしょうね。
為替を考慮して国内市場・海外市場どちらで購入するかを決定してください。
まとめ
「金」(ゴールド)は、メインの投資先としては適さないが、安全資産なので分散投資として全資産の数%から数十%の割合で入れておくことでポートフォリオに安定感をもたらします。
「長期・積立・分散」をロボアドバイザー自動投資ができるWealthNavi(ウェルスナビ)でも、主要7名柄の一つとして「GLD」を入れています。
“ウェルスナビ(WealthNavi)7銘柄の現状を確認する方法「Googleファイナンス」”
金投資は、Buy and forget(バイ・アンド・フォーゲット)の精神が重要です。
利息・配当もありませんので、買った後は忘れてしまうぐらいの余裕を持っていきましょう!
金投資には、ポイント投資ができて商品が多い「楽天証券」か「SBI証券」がオススメですよ!
■「楽天証券」
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