今日は、以前にも下記BLOG内でも記載したPMIを絡めて米国の景況を表す「ISM製造業景況指数」を勉強していきましょう。
“【運用実績レポート公開】WealthNavi(ウェルスナビ)2019年3月23日”
米国の景況を表す「ISM製造業景況指数」とは
PMIとは
「ISM製造業景況指数」の前に、PMIの意味を理解しましょう。
PMIとは、Purchasing Managers’ Indexの略で「購買担当者指数」という景気指数の一つです。
企業の購買担当者を対象におり、新規受注・生産・雇用等の項目でアンケートを実施し指数化したものになります。
当然、日本・米国・ユーロ・中国・韓国等にもPMIがあります。
景気拡大・後退の分岐点となるのが50とされており、50を上回ると景気拡大、下回ると景気後退を示唆するといわれている。
ISM製造業景況指数とは
米国のPMIで最重要指標かつ毎月発表される米国主要指標の中で最も早い毎月第1営業日に発表される「ISM製造業景況指数」
ISM(Institute for Supply Management:供給管理協会)が米国製造業350社の購買担当にアンケートを実施。結果をもとに作成されたのが景況を表す指数となり、今後の景気後退や成長の初期指標とされている。
新規受注や生産などの項目別でも発表され、景気に関する各項目は注目度がとても高い。
日本の日銀短観のような統計ですね。
※Yahoo!ファイナンスで過去数値(予想値、結果値)の確認ができます。
ISM製造業景況指数と株価との関係性
過去データをみても「ISM製造業景況指数」と「株価」は連動しているわけではありません。
ただ、PMIが45を下回った時、55を上回った時には、株価にも大きく影響しています。
前回5月1日発表(4月分)の「ISM製造業景況指数」は、2016年以来の低水準となった。
予想の全てを下回り55.3から52.8と大幅に低下し、5つの主要項目のうち新規受注・雇用・生産の3つ低下。
次回は6月3日発表。すでに予想もされ注目が集まっています。
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