2020年5月の株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大が一旦落ち着き経済活動が再開しはじめたことによって、投資家が安全資産の米国債から株式に投資資金が投入されている兆しが見られた。
それに伴って株価上昇しているわけだが、実態に照らして行き過ぎている可能性が懸念されていることも忘れてはいけない。
来月以降も大きな問題が解決していないため、考慮した資産運用が必要となる。
- 新型コロナウイルス拡大感染の第2派への不安
- 香港をめぐる米中対立
直近でいうと、「天安門事件」から31年目となる6月4日には、香港立法会(議会)にて国歌条例案の採決を予定。中国の全国人民代表大会(全人代)では、香港での反政府的な行動を取り締まる「国家安全法制」導入の方針を採択と、香港での一国二制度の維持ができなくなることを米国は警戒している。
【月次レポート公開】WealthNavi(ウェルスナビ)運用実績 2020年5月
今月の市場の主な動き
世界経済における米国経済の影響は大きいため、よく話題に挙げるだが米国の雇用状況は大幅に悪化しているのは周知の事実だろう。
6月頭に発表される5月雇用統計はさらなる減少、失業率も上昇を予想されている。
しかし、大恐慌時とは異なり米連邦準備制度理事会(FRB)による大規模な金融支援、米国政府の追加財政策への期待もあり、失業者数は戦後最多とはいえ相場を支えている。
恐いのは、米中対立が長期化した場合、米中貿易協定が撤回されたり、新型コロナウイルス感染の第2波が起こった場合、恐慌時のような経済悪化に陥る可能性があるということをパウエルFRB議長も警戒されています。
NYダウ チャート(6ヶ月)
5月27日米株式市場では、ダウ平均が2万5000ドルを上回り、3月6日以来2か月半ぶりの高値となった。
新型コロナウイルスの感染拡大前には米中貿易摩擦により株式市場を混乱させていましたが、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いてきても米中対立によって世界経済に影響ができるのか気になるところです。
今週は重要な経済指標が続々と発表される。
- 5月ISM製造業景況指数
- 5月ADP雇用統計
- 4月貿易収支
- 5月雇用統計
など、新型コロナウイルスの影響真っ只中だった5月の経済指標を受けて投資家たちがどう判断するかが注目ですね。
WealthNavi(ウェルスナビ)運用実績
2020年5月の「WealthNavi」(ウェルスナビ)月次運用実績レポートを公開します。
前回の2020年4月 月次運用実績レポートはコチラ
先月比:+5.21%(+12,738円)と2ヶ月続けての大幅増。
回復傾向ではあるが、米中対立・新型コロナ第2波の可能性もあり、まだまだ安心できません。
地道に「長期・積立・分散」投資を進めていきます。
資産別損益
先週もこの場所に書き、「WealthNavi」の構成銘柄にもある安定資産「金(ゴールド)」も良いですが、
“株価暴落などの有事には安全資産の「金」(ゴールド)投資するなら金ETFがオススメ”
今後は「銀(シルバー)」を購入しはじめました。中長期的に積み立てていこうと思っています。
資産別割合
資産別割合は変更なし。
少額投資のWealthNaviは設定変更しません。
WealthNavi(ウェルスナビ)の構成7銘柄
▼WealthNaviの構成7銘柄は「Googleファイナンス」で確認・保存が可能です。
構成7銘柄の現状確認は下記URLにて説明しています。
“ウェルスナビ(WealthNavi)7銘柄の現状を確認する方法「Googleファイナンス」”
まとめ
心配していたトランプ大統領の中国に対する方針会見が予想に反して無難に終わった。
中国高官を対象にした制裁や旅券発行制限に関しての発表はなく、米中貿易協定は続行する見通しとトランプにしては呆気ない会見だった。
予想外の結果に市場は安心感から買いが先行したようですが、今後の米中対立は予断を許さない。
WealthNavi(ウェルスナビ)を始めるには
好調だった米経済も新型コロナウイルスで一瞬にして状況が一変。
徐々に回復傾向にはなってきていますが、米中対立・新型コロナウイルス(第2波)が起きるとどうなるかわかりません。
リスクヘッジしながら資産運用したいものです。
投資の格言「卵は1つの篭に盛るな」とあるように、資産運用は分散投資が基本です。
それには、ウェルスナビで「長期・積立・分散」投資するのも一つの手段ですね。
“投資先にWealthNavi(ウェルスナビ)を選んだ9つの理由”
“ロボアドバイザー全自動投資「WealthNavi」ウェルスナビをはじめる方法”
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