新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきたことで、米・中は対立する余裕が生まれたということか。
5月22日開幕の全国人民代表大会(全人代)で、中国は香港に対して国家安全法を適用することを協議し、台湾介入も辞さない強硬姿勢に転じるという報道。
それを受けて、英国・オーストラリア・カナダも懸念を表明したように、米国のポンぺオ国務長官は中国の一方的な対応に対して撤回するよう要請。
当然ながら、米・中対立が深刻化する懸念から株価は下落したが、その後に米政府の新型コロナウイルス対策チームを率いた国立アレルギー感染症研究所(NIAID)アンソニー・ファウチ所長がウイルスワクチン開発に楽観的な見解を示したことで下げ幅を縮小。
ただ、中国発の新型コロナウイルスへの対応批判からはじまった米中対立は、今後の世界経済への影響が心配されるところだ。
【週次レポート公開】WealthNavi(ウェルスナビ)運用実績 2020年5月22日
今週の市場の主な動き
米国株式市場は、週明けの5月25日が戦没者追悼記念日(祝日)のために3連休。
3連休を前に調整の売りが見込まれるが、やはり気になるのが米中対立。
■中国
- 香港に対して国家安全法を適用することを協議
- 台湾介入も辞さない強硬姿勢
- 全国人民代表大会(全人代)の予算案で国防費増加が明らかに
■米国
- 米上院で5月20日可決した米上場企業に対しての経営の透明性を求める法案(中国企業を標的)
- トランプは米国に挑戦的な中国に対して戦略報告書を公表。経済・軍事面などで国益を守るための措置を今後も実行していく方針を表明
今週は一気に米中対立が加速した週となりました。
NYダウ チャート(6ヶ月)
中国の全人代では、「香港版国家安全法」(=香港での対中抗議・活動・行為を抑止するための法整備)が議題に上がり、アジア市場では香港株が大きく下げた。
こういった中国政府の対応に対して、米国は「非常に強く対処する」と牽制。
米国・中国の対立が激化すれば、米株式市場への影響は必至だし、新型コロナウイルスで打撃を食らった世界経済へも大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。
WealthNavi(ウェルスナビ)運用実績
2020年5月22日の「WealthNavi」(ウェルスナビ)週次月次運用実績レポートを公開します。
前回の2020年5月15日 週次運用実績レポートはコチラ
先週比:+3.38%(+8,468円)の大幅増
新型コロナウイルスの世界的感染拡大も落ち着いてきたかと思いましたが、ブラジルで感染者が急増するなど、まだまだ予断を許さない。
当初、感染拡大した国々は落ち着きだし、経済再開に向けて動き出している部分は株価にも反映されている。
今なお新型コロナウイルスの影響が大きいWealthNaviのVEA(日欧株)・VWO(新興国株)はまだまだな感じですね。
資産別損益
米上院で5月20日可決した米上場企業に対しての経営の透明性を求める法案(中国企業を標的)
と上記で記載したように、米国では上場企業への監督強化の法案が上院可決。
中国企業を標的に上場廃止に追い込む狙いがあるとされており、米中対立激化による懸念もあって投資家はリスク回避を強めた。
※中国の電子商取引最大手「阿里巴巴」(アリババ)集団の5.9%安と下落したのも上記要因があるだろう。
資産別割合
資産別割合の変更はなし。
WealthNavi(ウェルスナビ)の構成7銘柄
▼WealthNavi(ウェルスナビ)の構成7銘柄は「Googleファイナンス」で確認可能です。
Googleファイナンスにて、下記構成7銘柄を検索した後、銘柄を保存しておくことで次回から簡単に確認できます。
“ウェルスナビ(WealthNavi)7銘柄の現状を確認する方法「Googleファイナンス」”

まとめ
先週に引き続き、今週も米中対立。
しかも香港問題によって対立は激化してきているので、3連休明けの米国株式市場には注意が必要です。
米国・中国ともに引くに引けない状況をそれぞれがつくりだしているので、またも問題は長期化するのではないか。
新型コロナウイルスから経済再開・復活させる中でのこのようないざこざは、一旦中断して欲しいものですね。
残念ながら、最終は誰もかれも「保身」になるのでしょう。
WealthNavi(ウェルスナビ)を始めるには
好調だった米経済も新型コロナウイルスの感染拡大で一瞬にして下落。
新型コロナウイルス収束後も世の中がどのように変化するか全く読めません状況です。
元通りになるのか、大きく変化するのは2・3年経たないとわからないですが、資産運用はリスクヘッジできる「長期・積立・分散」投資しましょう。
まずは、WealthNaviで「長期・積立・分散」投資するのも一つの方法です。
投資の格言「卵は1つの篭に盛るな」にもあるように、資産運用は分散投資が基本ですよ。
“投資先にWealthNavi(ウェルスナビ)を選んだ9つの理由”

“ロボアドバイザー全自動投資「WealthNavi」ウェルスナビをはじめる方法”

“ウェルスナビ(WealthNavi)7銘柄の現状を確認する方法「Googleファイナンス」”

▼「長期・積立・分散」投資が可能なWealthNavi(ウェルスナビ)を始めるには
コメント